2011年新聞・テレビ消滅

タイトル見て、マスコミ批判の本だと思って買った。
中身は全然違うものでした。

3層構造とかは、ああなるほどと思うところもあるんだが
ネットからの批判については、何か違うなって感じでした。
(ほんの一部ですがここが妙に印象に残ってます)

ネットからの批判を編集権がなくなって
自分の置いた比重で見せることができなくなったから
本来小さい扱いの記事がやたら目につくという話。

これ自体は、ネットやらない人と話の食い違いの
理由がよくわかって納得がいくんだが
イコール衰退の理由とはならないんじゃないかと感じるわけだ。

新聞がネットから批判されてるのは、
その比重のさじ加減だと思う。
例えば漢字の読み間違えと違法献金どちらが問題か、
それでいて、どちらが悪いかっていうのは、素人でも分かりそうなものだ。

で、それに対してマスコミはどのように報道したか
調べれば調べるほどその異常さが引き立つ。

ネットがなければその後、過去の記事を読み返す機会なんて
そうあるものじゃないので
比較しようなんて思うこと自体そうないんだが
ネットだと簡単に比較できてしまう。

比較できるようになれば、はっきり報道の異常さが分かるわけだから
テレビ、新聞を見なくなる。
これが少しずつ積み重なってるんだと思う。

ここ(と言ってもほんの数行)以外は、
いろいろと納得いくことも多くそれなりに面白かった。
ただこれは、政権交代前に書かれた本なので
この後、少し違う展開を見せそうな気がするんだよな。
政府が公的資金をマスコミに投入するっていう噂も聞くし……。

衰退するという方向性自体は変わらないと思うけど
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2009.10.18 Sun l l COM(0) TB(0) l top ▲

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