最初からきちっとした環境があって
恵まれすぎだなと思った。
顧客以外全部揃ってるところからスタートというのは、
同作者の別の話を思い起こさせる。

魔導書工房の特注品 ~落ちこぼれ貴族の魔導書を作ろう~

日本人はなんでも多機能にしたがる。
その隙をついてAppleとか外国の1点突破型の製品に押された
みたいな話を聞いたことがあるんだが
それをそのままファンタジーの世界でやったという感じの話。
最もこっちは攻める側だけど……。

温故知新的なものをやろうとしてるっぽいんだけど
どうしてもこういうに思えるんだよな。

道具としては何にでも使えるよりは
特定の要素に特化したほうがわかりやすいのは確かだから
正しいといえば正しいんだが
こうなるとどうしてそれが廃れたかが気になるわけで……。
大量生産が原因みたいなことが書いてあったけどそれだけだと少し弱い。
特化したものを大量生産するという手もあるわけだし……。

そんな感じで心温まる部分よりこっちが気になってしまったのでした。
掛け合いとかね、客が増えてく過程とかね、悪くないんだよ。
ただ、あっちが気になって気になって……。
こういうことってたまにあるよね。そんなことを思った1冊でした。
2021-39
スポンサーサイト



2021.10.22 Fri l l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→https://rzero.blog.fc2.com/tb.php/4017-ffd99407
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
-->