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登場人物が誰一人として本当の名を語らない
そういう意味ではレアなライトノベルかも……。

ゼロから始める魔法の書

世界観としては、わりと王道のファンタジー
最近こういうのが復権してきたみたいで
こっち系が好きな者にとっては、ありがたいものである。
ただしゼロがあれなせいでバトルの類は皆無。
あるには、あるが一方的な蹂躙なのでそっち方面を期待してると
ちょっと物足りないところがあるかもしれない。

「ゼロの書」という本を探すことになった
獣人と魔女の話なんだけどさ
設定上嫌われ者同士の組み合わせのはずなのに
忌み嫌われてる描写があまりないせいで
なんていうか軽い感覚になっちゃってる気がする。
主人公の命を狙った子供も嫌ってるというよりは
ただ単に首が欲しいという単純な理由だったし
魔女狩りしてる王国は王国で魔術師雇ってるし……。
そう考えると忌み嫌われてるってのは、ちょと無理がある気がしないでもない。

でも次から次へと息つく間もない展開は、
スピード感があって読ませるものがありました。
そこでこう来るかとか、あれをここで使うかとか
おおっと思わされるところが多数あります。
なんていうか起承転結の転だけを繰り返すと
こんなふうになるかなという感じですね。
どこか飽きさせないものがあるんですよね。

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2014.02.16 Sun l l COM(0) TB(0) l top ▲

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