日弁連が死刑の廃止の検討を要請してるっていうニュースで
少し気になった一文。

要請書は、国会に死刑問題調査会を設置するとともに、
死刑制度に関して検討している省内勉強会に外部有識者を入れ、
議論が尽くされるまでは刑の執行を停止すべきだとした。 


この議論が尽くされるまでっていうのは、
何をもって尽くされたというんでしょうか?
たしか野党時代の民主党は、
質問することが何もなくなっても
まだ議論が尽くされてないって言ってましたよね。

ようするに自分たちの要望が通るまでは
議論が尽くされてないと主張するための条件ですよね。
上の文の通りなら、議論が尽くされてないと言い続けてれば
事実上は死刑が廃止になってるようなものですからね。

もっとも刑の執行を停止すべきというのがそもそもおかしいんですけどね。
議論の最中でも法律で決まってる以上、ちゃんと刑は執行するべきなんですよね。
じゃなきゃ、何のための法律か分からないじゃないですか。
弁護士が法律を無視しろと言いだすのはちょっと異常だと思います。

この辺は、死刑を拒み続けた元大臣が選挙で落選したことからも
多数の人が執行すべきだと思ってるんじゃないかな。

とにかくこの「議論が尽くされるまで」という言い回しは、
すごく条件が曖昧な危険なものだということです。
死刑制度そのものの賛否はともかくとして
こういう曖昧な条件がついてる要望はのむべきじゃないと思う。
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2012.02.28 Tue l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲

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